今帰仁村中央公民館 nakijinson Central public hall

林立する赤い柱など公民館とは思えない特徴的な建造物

今帰仁村の建物の中で、特にユニークなのが今帰仁村中央公民館です。広い芝生を囲むように立つ平屋建てで、林立する赤い列柱が目を引きます。近年ではSNS映えする建物として話題になっていますが、公民館が建てられたのは昭和50年（1975）。今から50年近く前の建物というから驚きです。建築を手がけたのは象 設計集団＋アトリエ・モビル。東南アジアの風土をイメージし、自然に映えるようにと柱を赤く塗装。また事務所や図書館など各部屋を分散して配置し回廊を増やすことで風が吹き抜けるように工夫しています。そのため、建物の中にいながらもオープンエアな気分が味わえます。なお、象 設計集団は今帰仁村中央公民館を設計したことで昭和52年（1977）に芸術選奨文部大臣新人賞を受賞しています。
2020年2月、柱を塗り直し、建築当時の輝きを取り戻しています。
建築当初、屋根にはウッドローズやブーゲンビレアなど、緑に覆われていましたが、台風などの影響で現在はその様子を見ることができませんが、2020年に柱を再塗装。往時の姿を取り戻しています。

• 赤い柱が青空に映え南国情緒たっぷり
• 風が吹き抜けるオープンな空間が心地いい
• 異世界に迷い込んだかのような雰囲気
• 276本の柱が建物を支えている
• 床面には貝殻で作られた素朴なアートが
• ウサギと野山を表現しているようです