ブックタイトルるるぶ特別編集「今帰仁」

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概要

るるぶ特別編集「今帰仁」

今帰仁城跡周辺の遺跡もチェック!8クバの御嶽くばのうたき琉球開闢神話に登場する聖地のひとつで山全体が聖域とされている。そのため広大な面積をもつ。写真は今帰仁村グスク交流センター近くからの眺め。3大庭うーみゃ旧道を登り切ったところにある広場で、かつてはここを囲むように正殿、北殿、南殿が配されていたという。大庭では重要な儀式や行事が行われたと考えられている。大庭の一角にカラウカーと呼ばれる湧水があり、枯れることなく水が湧き出ていると伝えられています▲奥に見える石垣の向こうに正殿が建っていたという9今帰仁城跡周辺にはいくつかの集落の跡が確認されておりここはそのひとつ。中国製の陶磁器などが発掘されている。今帰仁城が廃城になった後、現在の今泊地区へ移転した。10今帰仁ムラ跡なきじんむらあとハンタ道はんたみち今泊集落から今帰仁城跡へと続く古道。途中、樹林に覆われるなど古の風景を感じさせられる。道沿いには火の神の祠などが点在し大切な道だったことがうかがえる。11ミームングスクハンタ道の途中にある高さ1.5mの方形上のグスク。3段の石積みが特徴的だ。志慶真川沿いの断崖にあるため今帰仁グスクの出城であったと考えられている。ガイドさんと歩こう見どころたっぷりの今帰仁城跡をしっかりと見学したいなら、ガイドと歩くのがおすすめだ。今帰仁城跡にはボランティアガイドが常駐。入場チケット窓口で声をかけると順次案内してくれる。ただしガイドが出払って不在の場合は待つこととなる。待たずに見学したいなら有料予約ガイドを利用しよう。あらかじめ指定した時間に出発できる。料金は4人まで1人につき500円。t0980-56-4406(今帰仁グスクを学ぶ会)J8時30分~16時i無休所要時間60分https://www.nakijingusuku.com/御内原の東側からは深い渓谷と志慶真門郭が一望できます。梅雨時には霧が立ち込め“天空のグスク”のような雰囲気になることも5大隅うーしみ平郎門をくぐって左側に広がる城郭で堅牢な城壁が周囲を囲んでいる。広い郭でかつて、兵馬の訓練を行ったと伝わっている。現在は立ち入り禁止だが、御内原からその全域が眺められる。▼4つの建物跡が確認され城主に仕えた人々が居住したと考えられている7志慶真門郭しげまじょうかく主郭の南側に位置する城郭。石垣が崩れ落ちた所にはかつて志慶真門が存在し今帰仁グスクの裏門にあたる。志慶真川の渓谷沿いにあり、ここから川の水をくみ上げ城内の飲料水などに使用したという。▲眺めがよく北側から海が見え天気が良ければ伊是名島、伊平屋島の島影も一望できる4御内原うーちばる大庭の北側に位置する広場で、かつては今帰仁グスクに仕えた女官の生活の場と伝えられている。テンチジアマチジと呼ばれる御嶽があり、城内で最も神聖な場所とされている。▲御内原から大隅を眺める。立派な城壁が郭を囲んでいることがわかる中国から伝わった版築という土木技術を用いて主郭が作られています。発掘調査では9枚の層が発見されています大隅には城外への抜け道といわれている洞窟穴があります。実際に抜け出せるのかは不明ですが危険なため現在は金網で入口を塞いで立ち入り禁止です6主郭しゅかく▲13世紀末から17世紀の初めごろまで機能していたことが発掘調査で明らかになった大庭の東側、一段高くなった郭で、正殿など城内で最も主要な建物があった場所とされる。現在は火の神の祠と石灯篭が立つのみだが、建物の礎石が現存しているため、往時の姿を想像してみるのも楽しい。